大学生の副業は確定申告が必要?どのくらいかかるの?

副業をしている大学生なら、考えなくてはならない税金のこと。

大学生であろうと、副業をすれば税金がかかってしまう。

 

大学生での副業でどのくらい税金がかかるの?

確定申告をしなくちゃダメって聞いたけどそれって本当?そもそも確定申告って何?

 

本記事では、こういった悩みを解決していこう。

この記事を読めば、大学生の副業に関する確定申告の内容が簡単に理解できるはずだ。

所要時間3分

 

そもそも確定申告って何?

確定申告とは、その年1年に稼いだお金(所得)をまとめ、その合計所得にかかる税金(所得税)を計算し、そして報告することである。

この確定申告の際に、報告した税金が後に払う額となる。

 

また、この確定申告は1年に1回行う必要がある

期間としては、翌年の2月16日〜3月15日までだ。

 

大学生の副業でも確定申告が必要

納税は国民の義務であるため、大学生であっても所得があるなら確定申告をする必要がある。

「バイト収入があるけど、確定申告なんてしたことないけどな??」

 

こういった声も何度も聞いたことがあるが、アルバイトであっても納税は知らずにきちんと行っている。

大学生のアルバイトでは、個人で確定申告を行う代わりに、雇い先がしてくれているのだ。

 

そのためバイト収入だけでは、基本的に確定申告はする必要がない

(バイトをいくつか掛け持ちしている場合に話は変わるが、、)

 

このアルバイト収入とは違い、副業から得る収入(雑所得または事業所得と言う)は、個人での稼ぎであるために、確定申告を自分で行う必要がある。

そこに大学生であるかどうかは関係ない。

 

確定申告をしなかった場合

確定申告をしなかった場合どうなるの?

確定申告の必要があるがをしなかった場合には、ペナルティが課せられる。

大学生の副業に関係してくるペナルティとしては2つ。

 

✔️大学生の副業で確定申告しなかった場合のペナルティ

  1. 無申告加算税:最高税率20%
  2. 延滞税:最高税率14.6%

 

これら2つのペナルティでは、納めるはずであった税金の合計金額に対し、税金が加えて課せられる。

確定申告をしなかっただけで、より多くの税金を払わないといけないのは馬鹿馬鹿しい。

 

大学生の副業であっても、一国民として責任を持って確定申告を行おう。

 

確定申告をしなくてもいいケース

大学生の副業では確定申告を行わなくてはならないとここまで紹介してきた。

だが、確定申告を行わなくても良い例外も1つ存在している

 

それが、合計所得が20万円以下の場合 である。

詳細を踏まえ、紹介していこう。

 

合計年間所得が20万円以下の場合

文字通り、大学生の年間副業所得が20万円以下であった場合には、確定申告を行う必要はない。

だが、副業をしている大学生の中には、年間所得20万円はすぐ超えてしまう人もいるであろう。

 

ここで意識して欲しいのは、年間合計収入ではなく、年間合計所得である点だ。

この違いをしっかりと分かっていれば、年間20万円以上稼ぐことが可能になる。

では、紹介していこう。

 

年間収入と年間所得の違い

簡潔に言えば、年間収入はその1年で稼いだ金額。
変わって、年間所得はその1年で稼いだ収入から経費を引いた金額。

すなわち、年間所得=年間収入−経費 である。

 

大学生の副業における確定申告を行う際、求められるものは年間所得であるため、経費で落とせば落とすほど、稼げる金額は多くなる。

 

例えば、大学生のハヤト君は副業として動画編集を行い、年間で30万円稼ぐことができた。

年間に20万円以上稼いでいるため、確定申告の必要があるように感じる。

だが、この30万円というのは年間収入であって、年間所得でない。

すなわち、この30万円から経費を引いていくことが可能なのだ。

動画編集の際に用いることができる経費としては、インターネット代や編集ソフトなどのインストール代、カフェなどで動画編集を行っていた場合にも、会議費として計上することができる。

仮に、こういった経費が年間で15万円掛かったとしよう。

その場合には、年間収入である30万円から15万円を引くことで、年間所得が15万円だと判明する。

確定申告は年間所得20万円以下の場合、その必要がないため、ハヤトくんに確定申告の義務は無い。

むしろ、あと5万円までなら稼いでも問題なかったのだ。

 

このように、経費をうまく利用すれば、20万円よりも多く稼ぐことが可能だ。

 

一度、あなたがやろうと思っている、またはすでにしている副業には、どんな経費を用いることができるか調べてみよう。

※経費で差し引くには、領収書などの支払いを証明できるものが必要となる。領収書をもらう癖をつけておくことをお勧めする。

 

確定申告のやり方

大学生の副業でも確定申告の必要性があるのはわかって頂けただろう。

では、実際に確定申告はどのように行えば良いのかを説明していこう。

確定申告の手順には、3ステップ存在している。

 

✔️確定申告の手順

  1. 確定申告用用紙の入手
  2. 確定申告書に必要事項を記入
  3. 確定申告書を提出

 

確定申告書の入手

確定申告書は税務署での受け取り、またはインターネットからのダウンロードにより入手することができる。

確定申告書は国により定められているので、必ず、上記どちらかの方法を利用して入手しよう。

確定申告書には、基本的にAタイプとBタイプが存在している。

大学生の副業収入では、基本的にBタイプを選ぼう。

大学生の副業で不動産を扱っている場合には、Aだ。それ以外なら、Bという認識で問題ないであろう。

 

確定申告書に必要事項を記入

大学生に副業の場合、年間所得を記入していこう。

ここで言う所得は、上記でも説明した通り、収入から経費を差し引いたものである。

具体的な経費を書いていく必要がないが、正確に計算を行い、その領収書は保管しておこう。

後に、調査の対象となると、提出義務が生じる可能性がある。

 

確定申告書を提出

確定申告書を提出する方法は2つ。

  1. 税務署に直接提出
  2. 郵送での提出

上記2つとは別に、e-taxというものを用いると、全てオンライン上で完結させることもできる。

あなたに合った提出方法を選んでみて欲しい。

 

大学生の副業にかかる税金費用

副業にかかる税金=所得税は確定申告で提出した所得合計のおよそ5%である。

ただし、これは年間の副業合計所得が195万円以下であった場合だ。

これを超えると条件も変わる。

 

副業で年間195万円以上を稼いでるなら、一度調べてみよう。

副業で195万円以上を稼ぐ大学生は少ないであろうため、ここでは割愛する。

 

副業を持つ大学生は確定申告を忘れないように!

本記事では「大学生の副業に関する確定申告」をメインに紹介してきた。

確定申告を怠ってしまうと、最終的にはより多い税金を払ってしまうことになる。

 

さらに、そういった納税の義務を無視続けていると、逮捕と言う最悪の結末さえ考えられるだろう。

また、確定申告を行うことで、逆に払い過ぎていた税金が返ってくると言うケースさえある。

 

日頃から収入や経費をメモ付けておけば、確定申告もスムーズに行えることができるはずだ。

大学生のうちから副業を始め、税金に対する知識を身につけておくことは大きな力となる。

副業を持つ大学生は確定申告を忘れないようにしておこう。

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