昨今、大学在学中に起業を始める大学生の数が増えてきている。
また、実際の起業までいかなくとも、興味を持つ大学生は多数存在しているはずだ。
そこで、本記事では大学生が起業をする際の成功率について紹介していこう。
「大学生での起業成功率はどのくらい?」
「起業が失敗する人の特徴ってなに?」
この記事を読めば、こういった疑問はすぐに解消されるだろう。
起業についての正しい知識を学び、あなたの起業も成功につながるに違いない。
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中小企業庁から見る起業成功率
起業に関する統計は、中小企業庁という国家機関が発表している。
実際に起業成功率を示したデータは見当たらなかったが、起業生存率を示したデータは示されていた。
そこでは、5年以内に起業した会社が残っている割合は、81.7%と紹介されていた!
「思ったより高いな?」
このように思った方も多いだろう。
起業は難しそうに見えて、1度実現させてしまえば、継続することだけに関してはそこまで難しくないことがここから読み取れる。
だが、このデータは2007年から20013年の平均値を取った物であり、最近のデータではない。
そのため、近頃で言えばその失業率も上がっているだろう。
なぜ成功率は高いのか?
少し古いデータであるにしろ、なぜそこまで起業の成功率は高くなっているのか?
その理由として、考えられる理由を2つ紹介していこう。
- 学生という区別はされていない
- 数多くの補助金が存在
1つずつ、詳細を踏まえて説明していく。
理由① 学生という区別はされていない
上記で紹介した中小企業庁のデータでは、学生という区分は存在していない。
単に起業をした数から読み取った物である。
そのため、学生の起業だけのデータを作れば、その成功率はもう少し落ちていくだろう。
大学生の起業の多くが、成功しないといっているわけでは無い。
学生であるため、卒業と同時に会社を畳む起業家も多く存在する。
だが、平均的に大学生の起業は、その起業資金がかなり少ない傾向になる。
そのため、事業がうまくいかなかったときに、立て直すことが難しくなってしまうのだ。
インターネットビジネスの普及により、大学生であっても少ない資金で十分に起業を成功できる職種が数多く生まれてきた。
そのため、「大学生だから起業を諦める」このような心配はする必要はないだろう。
理由② 数多くの補助金が存在
日本政府は全国の起業家を応援するために、多くの補助金を出している。
そういった補助金をうまく利用し、資金を得ることが出来れば、倒産の可能性も小さくなるはずだ。
補助金だけにかかわらず、大学生であるならビジネスコンテストにも積極的に参加してみよう。
入賞すれば多額の起業資金を獲得することが出来る。
また、入賞できなくとも、同世代の起業を目指す人たちとの触れ合いは、モチベーションの向上にもつながるはずだ。
補助金の中では、存在しているにもかかわらず、知名度が低すぎて知れ渡っていない物が多数存在する。
ほとんどの補助金は申請し、審査に通るだけでお金を得られる。
起業を成功に近づけるためにも、補助金の調査は念入りに行おう。
近頃は起業成功率が下がっている?
上記の起業成功率に関するデータはあくまでも2013年までのものである。
サイトによれば、近頃の起業成功率はたった3割ほどと紹介しているものも数多く存在しているのだ。
では、なぜ起業成功率は下がっていると考えられているのか?
その理由として考えられるのが、起業情報の普及によるものだと考えられる。
現在はYouTubeやSNSなど、様々なところから起業に対する有益な情報を得ることが出来る。
そのため、起業に対するハードルが急激に下がってきたのだ。
ハードルが下がれば、多くの起業家が生まれることとなる。
多くの大学生にとっても、起業を始めるきっかけとなっただろう。
起業家の数が増えれば、単純に考えその成功率も下がっていくだろう。
競合が多く存在するためだ。
そのため、今から新しく起業を考える大学生は、いかに「競合がいない分野で戦えるか」これを意識する必要があるだろう。
失敗する大学生起業の特徴
倒産する起業の割合は少ないとわかったとしても、毎年一定数は倒産してしまっているのも事実だ。
では、どういった大学生起業家に失敗は多いのだろうか?
本記事では、その特徴を3つ紹介していく。
- 計画性がない
- 資金が少なすぎる
- マーケティングができていない
1つずつ、詳細を踏まえて説明していこう。
特徴① 計画性がない
起業をするにあたって、明確な計画は必要不可欠となる。
起業準備をする段階から、目標利益の設定までしっかりと行う必要がある。
明確な計画があれば、大学生であっても成功率は一般的な起業と変わらなくなるはずだ。
大学生が計画もなにも無く起業してしまった場合、途中で指針を見失ったり資金がそこをついてしまう結果となる。
また、普通の大学生活にも追われることになり、単位を落として留年なんてこともあり得るだろう。
起業という経験は人生を大きく変える。
そのため、計画は念入りに練っておこう。
特徴② 資金が少なすぎる
上記にも紹介した通り、大学生の起業はその起業資金が少なくなってしまう傾向にある。
大学生活を行いながらの資金集めとなるため、仕方のないことである。
だが、資金が無い状態で、安易に起業を始めることは控えよう。
初期費用をほとんどかけずに起業できる職種は、数多く存在している。
だが、資金がなければ、事業がある程度波に乗るまでは無収入となる状態に、耐えることができなくなるだろう。
そうすれば、日々の生活に余裕がなくなり、起業自体の失敗にも繋がってしまう可能性があるのだ。
そのため、起業を考える大学生は、資金の集め方も含めた事業計画を練って行こう。
単にお金を集めるという考えでは無く、のちの事業に活きる形で資金を集めることが出来れば一石二鳥となるはずだ。
資金の少なさは焦りを生むこととなる。
長期的に起業を継続させ、収益を上げていきたいなら、十分な資金を用意してから起業を始めよう。
特徴③ マーケティングができていない
実際に起業が成功したとしても、そこから収益を出すことができなければ意味がない。
そのため、マーケティング能力は必須となる。
マーケティングの方法としては色々なものがあるが、大学生でも簡単にできるものとしてはSNSの利用であろう。
事業紹介などを日々更新するだけでも構わない。
だが、起業するまで、そしてそこからの日々を毎日投稿すれば、あなた自身のファンが付く。
そうすれば、起業したての頃から収益が生まれるはずだ。
SNSでは1度バズるだけで、数多くの視聴数を得ることが出来る。
すなわち、それだけ多くの人に、あなたの事業について知ってもらうことが出来るのだ。
「大学生」という肩書を逆に利用し、多くのファンを手に入れよう。
正しいスキルを身につけ起業を成功に近づけよう
本記事では「大学生が起業をする際の成功率」について紹介してきた。
比較的高い成功率ではあったが、現実的にももっと低くなってきているだろう。
大学生の起業成功率を上げるためには、正しい知識とスキルを実践を通して学んでいく必要がある。
だが、実践の場でそれらを学べる機会は、そう多くは存在しない。
そのため、私は「起業スクール」をお勧めする。
起業スクールの中では、在学中に起業体験を積めるものまで存在しているのだ。
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