「遊び」と「貯金」を天秤にかけた場合、大学生にとってはどちらか大事なのだろうか。
きっと、今のこの記事を見ている人にも、それぞれ考えがあると思う。
「大学生なんだから遊び倒すべきでしょ」
「いや貯金をして将来に備えるべきだよ」
一体どちらが正解なのだろうか?
それでは詳しく見ていこう。
大学生に大事なのはどちらかと言えば「遊び」
結論から言ってしまうと、「貯金」と「遊び」を天秤にかけた場合、大学生にとっては「遊び」の方が大事だ。
なぜなら、大学生の本来の目的は、学習をすることだが、遊びの中から学べることの方が圧倒的に多いからだ。
では、具体的に、大学生が遊ぶことで得られることについて、詳しく見ていこう。
・なぜ大学生に遊びが必要なのか?
経験値が増える
まず、大学生が色々な遊びを経験すると、それだけで経験値が増える。
大学生と言えば、20歳になる時でもあるため、色々なことが解禁されるはずだ。
そうすると、経験の幅が一気に広がるのだ。
また、大学生の無駄に長い長期休みを利用して、海外旅行へ行く人もいると思う。
海外へ行けば、日本とは全く違う雰囲気で、人も違えば文化も違う。
私も、初めて海外へ行き、空港に降り立った時の感動は今でも覚えている。
「日本以外にも国があるのか」
素直にそう思ったのだ。
経験値が増えると、物の感じ方や考え方がガラッと変わる。
そのため、是非とも大学生のうちは、経験に繋がる遊びにお金を惜しみなく使うようにすることをおすすめする。
交友関係が広がる
大学生になると、意外と友達ができない。
短大や専門など、人数が少ない学校であれば話は別だが、4大ともなると、人数が多すぎてクラスさえない学校もある。
サークルなどに入っていれば、それを通して仲間ができることもあるが、サークルなどを一切やっていないという人の場合は、比較的友達ができにくい。
しかし、遊びを中心に考えていると、それだけで友達が増える場合がある。
貯金を中心に考えて、遊ぶことを我慢していると、それだけ友達を作るきっかけを失うことにも繋がってしまうのだ。
今しかできない
大学生は、「人生の夏休み」とも「人生の執行猶予」とも言われている。
つまり、大学の時間ほど自由な時間を、この先取れない可能性が非常に高いということだ。
就職をする人も多いだろう。
そうなると、当然人生のほとんどを仕事のために費やすことになる。
それが悪いと言っているわけではないが、好きな時に好きな場所に行って、好きなことをするということはもうできないかもしれないのだ。
大学の4年間、あるいは2年間というのは、風の如くあっという間に過ぎていく。
これは経験してみないとわからないことだが、大学3年になって、
「やばい!今から遊び始めよう」
と思うのと、大学1年から、
「遊びまくってやるぞ~」
と思うのでは、圧倒的に遊びに費やせる時間に差が出てしまうのだ。
是非、この貴重な大学生という時間を使って、思う存分遊び倒すことをおすすめする。
貯金が必要ないと言っているわけではない
大学生にとって「遊び」は貯金よりも大事だ。
しかし、「貯金」が全く必要ないと言っているわけではない。
いくら大学生と言えど、最低限の貯金を持っていないと、「安心」を手に入れられない場合もあるのだ。
・大学生は貯金がなくても安心できる?~貯金がないと安心できない大学生もいるの?~
大学生が貯金を持っているとどんな時に役立つ?
では、大学生が貯金を持っていると、どのような場面で役立つのだろうか。
詳しく見ていこう。
病気で働けなくなった時
特に一人暮らしをしている場合には、アルバイトは頼みの綱となる。
生活費を賄っている人もいれば、お小遣いを稼いでいる人もいるだろう。
ただ、病気や風邪でアルバイトができなくなってしまった場合は、当然収入が少なくなる。
そんな時に貯金があれば、しばらくはその貯金でなんとか生活ができるかもしれないのだ。
しかし、貯金が全くない場合は、親に頼んで借りるしかなくなってしまうのだ。
そんな惨めな思いをするくらいなら、貯金をしておいた方が良いと思わないだろうか?
急にお金が必要になったとき
急な入院などでまとまったお金が必要となる場合もある。
貯金がある場合、どうしても支払わなければならないお金であれば、切り崩して支払いにあてることができる。
しかし、貯金がない場合には、今よりもバイトを増やして必死で稼ぐか、親に借りるか、学生ローンを使うしか方法がなくなってしまうのだ。
海外旅行へ行くとき
海外旅行は、大学生にとって「必須」ともいえるくらい大事な遊びだ。
でも、海外旅行をする場合は、大体5万から20万円程度の費用がかかる。
せっかく海外旅行に誘われたり、計画を立てたりしていても、お金がなくては飛行機に乗ることすらできない。
そうすると、「経験」と「刺激」を買うことができなくなってしまうのだ。
就活をするとき
就活には意外とお金がかかる。
スーツを買ったり、インターンに行くまでの交通費だったりと、地味に痛手になることがあるのだ。
その際に、しっかりと貯金をしておけば、早めに就活に取り組むこともできる。
そうすれば、他の人と差をつけることだってできるだろうし、会社にアピールすることもできる。
卒業後の引っ越し資金
就職が決まった場合、会社の近くに引っ越しをする人が多い。
1人暮らしをしていたアパートを引き払って、新しいアパートへ引っ越すというような場合、当然費用がかかってくる。
退去費用や、新しいアパートのマンションや、前家賃、家具などを新調するのであればその費用も掛かるのだ。
貯金がなければ、最悪、「しばらく引っ越せない」という状態になってしまう可能性もある。
まとめ
このように、大学生にとっては、「貯金」よりも「遊び」の方が大事だが、かといって、全く貯金をしなくても良いというわけではない。
貯金というのは、自分がピンチに陥った時に、助けてくれるスーパーヒーローになる場合もあるのだ。
そのため、遊びに夢中になることはいいのだが、少しずつでいいから、貯金を始めておくことをおすすめする。