このブログでは、あなたが大学を辞めたい理由や本当に辞めるべきなのかということについて、中立な立場で考えていく。
真剣に大学を中退しようか考えている人のみ、読み進めてほしい。
・辞めたい理由ははっきりしてる?
大学を辞めたいということは、必ず何かしらの理由があるはずだ。
・めんどくさい
・つまらない
・退屈
・友達関係
など、人によって様々だと思うが、大学を辞めようと考えているのなら、まずは、辞めたい理由を明確にし、その理由についてとことん掘り下げていく必要がある。
そうすることで、本当にやめるべきか、それともこの理由ではやめるべきではないかということがハッキリしてくるはずである。
例えば、
辞めたい理由:「毎日が退屈」
具体的には?:毎日同じことの繰り返し、特にやりたいこともなく時間が長く感じる。
などといったように、自分が大学を辞めたい理由を具体的にしていくことで、じゃあその理由は改善できるのか、それとも改善できないからやめるべきなのかということがわかってくるはずだ。
ただし、大学を辞める理由として、私個人的にあまりおススメでないのが、
・バイトの方が楽しいから
・友達が合わない
・早く就職してお金が欲しい
などといった、目先のことだけしか見えていない理由では、大学中退はおススメできない。
それはなぜか?上の例で考えると、
・バイトが楽しい
例えそのバイトが楽しくて、バイト先に就職しようと思っても、この先心変わりするかもしれない。
そうなったときに、大卒と高卒では、選択肢が大幅に変わってくる。
だから、今は一旦バイトと大学を両立させて、じっくり検討するべきだ。大学を卒業してからそのバイト先に就職したって全く遅くない。
・友達が合わない
実は、私も大学に入学した当初はこう思っていた。
しかし、大学には溢れかえるほどの人がいる。その中で出会った一部の合わない友達だけを見て中退を検討するのは早すぎる。
自分から行動すれば、たくさんの人と知り合えるし、その中で気の合う友達が一人はいるはずだから、その友達を探すためにもう少し思いとどまってみるべきだ。
・早くお金が欲しい
これはもう論外だ。
大学生はお金がなくて、バイトの給料だけでは到底遊び足りないことはよくわかる。
しかし、今大学を辞めて就職したところで、もらえる給料は思っているより多くないのが現実だ。
大卒の初任給の平均は、約20万なのに対して、高卒の初任給の平均は約15万だ。
たかが5万の差と思うかもしれないが、大卒と高卒で生涯賃金も変わってくる。
そのため、目先の欲ではなく、長い目で見てどちらが得なのかをよく考えるべきだと思うのだ。
あとは、中退を後押しするわけではないが、いじめや友達関係で死にたくなるほど悩むのであれば、無理して大学なんて続ける必要はないと思う。
大学でいじめがあるのかといわれれば、私の周りではあまり聞かないが、絶対にないとも言い切れない。
現に、最近でも、学校でのいじめを苦にした切ないニュースが話題になっていたが、もし、本気で病んでしまうくらい辛いのであれば、すぐにでもやめていいはずだ。
・辞めたらその後はどうするの?
大学を辞めたい理由が明確になったら、次に考えるのは、大学を辞めた後についてだ。
言うまでもないかもしれないが、大学をもし辞めたとしたらあなたの最終学歴は、高卒になる。
今あなたが大学何年生なのかはわからないが、大学1年で辞めても4年で辞めても高卒は高卒だ。
ということは、先ほどと一緒で、初任給も高卒扱いになってしまうということだ。
だから、大学を辞めて本当にやりたいことが別にあるという人は、その夢に向かうため大学をやめ、方向転換するということも間違っていないと思うし、いくら中退したからといっても、大学生活が全て無駄だったかと言われればそうでもないはずだ。
ただ、大学を辞める理由ははっきりしていても、大学を辞めた後の計画がはっきりしていないと、大学を辞めてから後悔してしまう場合もある。
そういったことを避けるためにも、大学を辞めた後自分は何がしたいのか、どんな仕事に就くのかなどといったことを真剣に考えておくべきだ。
・奨学金って借りてる?
大学を辞めたい理由、大学を辞めてからの計画がしっかりと立ったなら、いよいよ細かい話だ。
あなたは奨学金を借りているだろうか?
奨学金は、すべてあなたの借金だ。
本来、奨学金は大学で、自分が知識や経験、人脈、そして大卒という資格を手に入れるための自己投資資金だが、中退してしまった場合、多少知識は得られるかもしれないが、大卒というとても大きな資格は手に入れられない。
そう考えると、中退してしまった場合、自分の多額の借金の割には得られたものが少ない、といったようにコスパが悪い事態になってしまう可能性もある。
先ほども少し触れたが、中退してしまうと奨学金の返済が、数か月後に始まってしまう。
この時に、一つ上の項目で紹介した、大学を辞めた後の計画がしっかりしているか、そうでないかがかなり重要なポイントになってくるのだ。
辞めたけど、特にやりたいこともないからバイトで生活する。という人は、バイト代で生活費や交際費などを稼ぎながら、奨学金の返済分も稼ぐ必要がある。
こういった観点から、奨学金だけで考えれば、もし本当に中退するのであれば、早めの決断の方がいい場合もあるだろう。
・まとめ
大学を辞めたいと考えている人は、おそらくたくさんいるだろう。
ただ、ノリや勢いで中退してしまうと、一生後悔が付いて回ることになる場合もある。
とりあえず、ちょっとでも大学を辞めたいと感じたなら、
1、辞めたい理由をはっきりさせる
2、辞めた後の計画を立てる
3、奨学金についても確認をする
といったように、しっかりと検討すれば、本当にやめるべきなのかとか、辞めた後の仕事、生活面でのこともしっかりと対策ができる。
ただ、できれば大学はやめない方がいいかなとは思う。
せっかく高いお金を借金して、あるいは親に負担してもらって通っているわけだから、最低限大卒の資格くらいは手に入れるべきではないだろうか。
しかし、人それぞれ辞めたい理由はあるだろうから、真剣に考えて、どう考えてもやめて後悔はない、と思ったなら、迷わずやめて新しい道へ進む方が自分にとってプラスになるだろう。
このブログが、今大学を中退しようか検討している人のお役に少しでも立てたら幸いだ。